ともかく一人でも多くの人を綺麗にして、そしてその人に、幸せになってもらうんだ。!
そんな使命に燃えていた私は、朝は整体学校、昼はエステティシャン、夜はエステの勉強や、新しいメニュー作り、集客の勉強など朝から夜中まで寝る間を惜しんで働いていました。
当時私は、整体で学んだ骨格矯正の技術と、エステティックスクールで学んだフェイシャルを編み出し、サロンの人気メニューとなっていました。従来のエステサロンのように機械も使わず、ハンドだけで行う骨格矯正小顔フェイシャルは、すぐに効果がわかると、口コミで広がり、遠くからお客様も来るようになり上野駅にもサロンをオープンしました。しかし、施術で使う化粧品に満足のいくものは、いくら探してもありませんでした。これはクレンジングだけれど肌に負担がかかるわりに汚れが落ちない、とか、リフトアップクリームなのにフェイスラインが変わらない、など、金額の高いものを試しても一緒でした。
私の探している化粧品はどこにあるのだろう。

そんな時久しぶりに昔の友人から連絡がありました。
彼は大手の化粧品を扱う工場で働いていました。

私はその友人に疑問に思っていた事を聞いてみました。

「ねえ、あなたの所の化粧品ってさ、結構宣伝しているけど、効果がなんかイマイチだと思わない?」

何かしらの言い訳を期待していた彼の口からでた言葉に私は驚きました。

「そりゃそうだよ。大手はきくもんなんてつくらないよ、何かあったら大変だからね。
入れる成分なんてほとんど同じ。後はイメージ広告でイメージアップさせて、商品名を有名にして売っていく売り方なんだから。」

私はあまりの答えに驚きました。

やっぱりそうだったのか。でもお客さんに夢を売るだけ売って、中身に力を入れずにいるなんておかしい!



お客様に本当に満足してもらいたい。

昔の私のような悲しい思いはしてほしくない。

私は自分で本当に満足のいく化粧品を作ることにしました。

しかし、自分で化粧品を一から作るといったことは思ったよりも大変なことでした。


それを知った両親は大反対でした。

「もうエステなんて、化粧品なんて、不安定な仕事はやめて結婚しなさい。」と。

でも私は本当に満足のいく化粧品を作りたかった。

少しの人にでも、私と同じ肌で悩んでいる人に、本物を使って欲しかった。


それからは、毎日毎日工場の人と、戦いのような日々が始まりました。

たとえば、原料を混ぜる時、防腐剤を入れずに化粧品を作るのはとても嫌がります。

防腐剤が入っていれば製造過程で少しの菌が入ってしまっても、1,2日で菌が消滅しますが、防腐剤が入っていないと菌が増えてしまうかもしれないのです。

もし防腐剤の入っていない商品の中に、菌がひとつでも入っていた場合すべての商品を破棄しなければなりません。

ですから製造工場は防腐剤を入れない化粧品を作りたがりません。

しかし私は、手間がかかったとしても肌によく栄養分のたっぷり入った化粧品をどうしても作りたかったのです。

そして納得のいく化粧品を作るため何度も工場と話し合いをしました。




そして2年後、ついに私の納得のいく化粧品が出来上がったのです。

悩みある女性達に喜んでもらうことが私の願いです。

戻る